【診療時間】 午前 10:00~13:30 午後 15:00~20:00
【休診日】木曜、祝日
※土曜・日曜 9:00~17:00(日曜は隔週)

小児歯科

お口の健康を入り口にして、
お子様の心と体の健やかな
成長をサポートします

お子様のお口を守るために

  • 乳歯のむし歯にも治療が必要

    乳歯のむし歯にも治療が必要

    乳歯だからといってむし歯になっても問題ないと考えることは、大変危険なことです。
    乳歯には丈夫な永久歯が生えるための準備する役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。
    その他にも、あごの骨の成長や知能の発達、正常な咬み合わせにも影響を及ぼしています。
    さらに、むし歯は感染症であるため、むし歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯がむし歯になるリスクは高まります。

  • 生えたての永久歯はとてもデリケート

    生えたての永久歯はとてもデリケート

    生えたての永久歯は、乳歯と永久歯が混在することで歯並びがでこぼこしてしまう傾向にあり、表面が粗く汚れが付きやすかったり、抵抗力が低い状態です。
    つまり、むし歯になりやすいデリケートな時期ということです。
    また、永久歯がなかなか生えてこなかったり、乳歯が抜けないなど、この時期のトラブルはつきものです。お子様の歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。

  • 生活習慣でコントロールしていくのが大切

    生活習慣でコントロールしていくのが大切

    むし歯や歯周病のかかりやすさというのは、歯の質や唾液の質など、遺伝的な要素に左右される部分もありますが、多くの場合、むしろ食生活や生活習慣が大きく影響していることをご存知ですか?
    そのためむし歯や歯周病というのは、糖尿病や高血圧などのように、生活習慣病の要素が強いと言えます。
    つまり、むし歯や歯周病は、生活習慣を改善することにより、予防が可能な病気なのです。

歯の診療は何歳から?

むし歯の原因となる「むし歯菌」は、歯が生える前の赤ちゃんのお口の中には存在せず、1歳半ぐらいまでの間に周囲の人の唾液を介して感染します。
ですから、子供がむし歯になるのは、1歳を過ぎてから。またこの時期のお子様は初期虫むし歯が多くできますが、治療を急ぐ必要はありません。
しばらくは経過を観察して、たいてい2歳~2歳6ヵ月を過ぎてから治療を始めることになります。
ただし、むし歯予防のため、または歯科医院に慣れさせるためには、小さいうちから定期的に受診することが大切です。
生後6ヵ月頃の、歯が生え始めたタイミングでの「歯医者さんデビュー」をおすすめします。

年齢別 お口のケア

  • 0歳~1歳

    歯磨きの準備期間です

    0歳~1歳

    歯が生えてくるスピードには個人差がありますが、大体6ケ月頃から前歯が生え始めます。
    まだ歯が生えていない時から、ときどき口の中や口周りを触ってあげましょう。
    お口を触ることで歯が生えてきた時にスムーズに歯磨きへ移行できるでしょう。
    上の前歯は唾液で汚れが洗い流されづらいのでしっかりブラッシングしてあげましょう。
    また、ミルクのカスも残りやすいのでガーゼも使用して綺麗にしてあげましょう。

  • 2~3歳

    乳歯が生え揃う時期です

    2~3歳

    乳歯がほとんど生え揃う時期です。
    子ども自身で歯磨きを習慣化させても良い時期です。
    仕上げ磨きは親御さんが必ずしてください。
    この頃から甘いものを食べる機会が増えるため、むし歯になるリスクも増えます。
    定期的に歯科検診に行くなどしてむし歯の早期発見をするようにしましょう。

  • 4歳~5歳

    真似をさせて歯磨き上手に

    4歳~5歳

    3歳ごろに乳歯が生え揃った後はしばらく歯の変化はありません。
    この時期はなんでも真似をしたくなるお子様と一緒に親御さん自身も上手に歯磨きをしましょう。習慣化することでお子様も歯磨きの手順をしっかり学び、綺麗な口内状態を保つことができます。仕上げ磨きは必ず親御さんがしてください。

  • 6歳~9歳

    乳歯から永久歯に生え変わります

    6歳~9歳

    早くて5歳位から下の前歯がグラグラしはじめ、乳歯から永久歯への生えかわりが始まります。前歯ばかりが気になりますが、同じころ乳歯の奥歯の後ろの何もないところから新たに永久歯が生えてきます。
    1人でもきちんと器用に磨けるタイプと、そうでないタイプとの差が出てくる頃でもあります。
    正しいブラッシング指導を徹底するために歯科医院で定期検診を受けることも効果的です。
    痛いところがなくても歯科医院に行き、定期的にブラッシングの指導を受ける機会をつくることで、モチベーションアップにもつながっていきます。

むし歯になりにくい
口内環境へ

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、むし歯菌はいないと言われています。では、なぜむし歯になるのでしょうか? むし歯は感染症です。
つまり、お口のスキンシップなどを通して周囲の大人の方からお子さんのお口にむし歯菌がうつり、むし歯に感染してしまうのです。

むし歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。
この生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、お子様と同じ箸やスプーンを共有しない、咬み与えをしない等、お口のスキンシップを控える事で、成長した時のむし歯の本数を少なくすることができます。

また、24歳(またはその前後)を過ぎると、新しくできるむし歯の本数はとても少なくなります。お子様へのむし歯菌の感染に十分注意しながら、成人までむし歯のない健康な歯を維持することができた場合、一生、むし歯のない健康な歯でいられる可能性が高いということが言えます。

当院でのむし歯予防

  • 歯磨き指導

    歯磨き指導

    子どもが歯磨きを好きになるように丁寧に指導いたします。
    歯磨き、ブラッシング指導では、むし歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が丁寧に指導していきます。

  • フッ素塗布

    フッ素塗布

    萌出したばかりの乳歯は歯質がまだ脆弱なため、歯の表面にフッ素を塗布することにより、唾液中に含まれるミネラルを取り込みやすくすることで再石灰化を促進します。

  • シーラント

    シーラント

    むし歯になりやすい奥歯の溝の部分にプラスチックを流し込み、むし歯の予防をする処置です。歯を削らずに行えるため、痛み無く治療できるのが特徴です。

治療の流れ

  1. 01 01

    問診票の記入

    当院では初診または再初診の患者様に、ご来院時に問診票のご記入をお願いしております。
    問診票は私達が治療させていただく際に必要な患者様の大事な情報がわかる大切なものです。

  2. 02 02

    お口の検査

    お口の状態を知るために大切なレントゲン検査をします。
    お口全体を写す大きなレントゲンで、歯の本数や、親知らずの状態、歯の中にある神経の状態、進行したむし歯、骨の状態などを知ることができます。

  3. 03 03

    治療方針の説明

    診査結果にもとづいて、お子さまのお口の状態、性格や環境にあった治療計画を作成して、ご説明します。

  4. 04 04

    治療

    歯のクリーニング、シーラント、むし歯治療を行っていきます。
    緊急に治療を必要とする場合を除いては、歯医者に慣れるようトレーニングをしながら、無理にせずゆっくりと進めます。

  5. 05 05

    経過観察

    お口の状況を見て、定期的に歯科医院で検査をしましょう。

保護者の方へのお願い

歯医者さんは「怖いところ」「痛いところ」という恐怖心を持っているお子さまは多いかと思います。
そんなお子さまの治療を上手に進めていくには私たち歯科医師たちだけでなく、保護者の皆さまのご協力が必要となります。
お子さまに嫌な思いや怖い思いをさせないためにも、次の点についてご協力頂けますようよろしくお願いします。

  • 子供を怖がらせない

    普段の生活の中で「歯科治療は怖い」、「歯を削られるのは感じが悪い」、「痛い」、「悪いことをしたら歯医者さんに連れて行くよ。」などと言って歯医者に対して怖いイメージを与えないようにしてください。

  • お子さんに嘘はつかないで下さい

    歯医者さんへ行く前には、わかる範囲で子供に話しておきましょう。
    ウソをついて連れて来たり、来院前に「今日は見るだけ」「歯を削らない」「歯を抜かないと」いうようなことをお子さんと約束しないで下さい。

  • ご褒美はほどほどにして下さい

    勇気づけは必要でも、治療ごとのほうびは躾になりません。病気を治す本当の意味即ち、自分の為に治すのだということを理解させて下さい。

  • 保護者の方もリラックス

    保護者の方が緊張していると、その緊張は子供にも伝わってしまいます。楽しく過ごすためにも保護者の方もリラックスして受診しましょう。また、何事に直面しても騒いだり不安な表情を子供に示さないで下さい。

子どもの矯正(小児矯正)

子供のうちから歯を矯正することにはさまざまなメリットがありますが、なかでも大人になったときに歯列が整いやすいという点が大きなポイントになります。成長真っ盛りにある子供は、大人よりも顎骨や歯を移動させやすく、治療が比較的スムーズに進みます。成長に合わせて矯正のスケジュールを組み立てられるので、成人矯正を経ることなく歯並びがよくなる可能性が高まります。
小児矯正は、およそ6歳~小学校中学年くらいまでの間に受ける1期治療と、小学校高学年から中学生くらいまでの間に、永久歯が生え揃ってから行う2期治療に分かれます。1期治療では上下の顎のバランスを整え、2期治療では大人と同様に歯を移動させることが主な目的となります。

  • 第1期治療

    乳歯と永久歯が混じった時期の治療で、主に成長を利用した治療を行ないます。(6~10歳)

  • 第2期治療

    歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的な咬み合わせを作ります。

  • メリット

    • 顎の成長をコントロールしながら矯正ができる。
    • 抜歯や手術を回避する可能性が高くなる。
    • 永久歯が生え揃い仕上げの矯正が必要であっても短期間で終えることができる。
  • デメリット

    • 矯正治療の期間が長くなることもある。
    • 健康保険が適用しない。

矯正治療の流れ

  1. 01 01

    カウンセリング

    受け口(上顎の歯と下顎の歯が逆に噛んでいる)など噛み合わせや歯並びにお悩みのお子様はもちろんですが、11歳くらいまでのお子様で一見問題がない場合でも、一度診断を受けることをおすすめします。
    顎のバランスなどによっては、将来生える永久歯が正しい位置から生えてこないケースもあります。
    初診相談では、お子様の口内の状態をお見せ頂き、おおよその費用や治療期間、治療内容などについて説明致します。お気軽にお問い合わせください。

  2. 02 02

    精密検査

    初診相談を受けて治療をご希望されるお子様には、お口の中の状態を正確に知るため精密検査を受けて頂きます。検査では主に写真検査や歯の型取りをします。
    圧迫感のない空間でスムーズに検査を進めていきます。

  3. 03 03

    診断・治療計画のご説明

    精密検査の結果をお話したうえで、治療内容、治療期間、費用といった今後の方針についてご説明させて頂きます。お子様の年齢を考慮し、カウンセリングルームや治療ユニットでお話します。
    小児矯正は、治療スタートのタイミングが非常に重要です。
    そのため、精密検査の結果次第では、まずは経過観察とさせて頂く場合もあります。

  4. 04 04

    矯正治療開始(1期治療)

    治療方針にご納得頂けましたら、矯正装置を付けた治療をスタートします。小児歯科では、基本的に上下の顎のバランスを整える1期治療から始めます。
    通院は、クリーニングや調整のため、1か月に1回程度のペースとなります。調整中は子供向けのテレビ番組を流すなどし、飽きずに通院できるよう工夫しています。また、お口の状態も診察し、矯正装置を付けていてもしっかり磨けるよう歯磨きの指導もします。
    矯正期間中の定期検診は、むし歯や歯周病のリスク軽減にもつながるので、大人になってからも健康な歯を保つことにつながります。
    治療期間は症状により異なりますが、およそ2~3年程度を見込んでいます。

  5. 05 05

    1期治療終了・保定

    歯並びや噛み合わせが落ち着いたところで、1期治療を終了します。
    移動した歯は元に戻ろうとする「後戻り」をするので、保定装置を使って歯の位置を保持します。定期的に通院して頂き、治療後の検査などを経て歯が後戻りしていないか経過観察していきます。保定期間はお子様の状態によって異なりますが、およそ1~3年が見込まれます。

  6. 06

    1期治療終了 2期治療へ

    1期治療を終えた後、永久歯が生え揃った時点で再度検査します。2期治療(永久歯の矯正)が必要と判断された場合は、次のステップに移行します。2期治療は成人矯正と同じ装置を使い、歯を正しい位置へと導いて噛み合わせを調整します。2期治療を適切に受けることで、大人になってから矯正しなければならなくなるリスクを大幅に減らすことができます。
    ※当院で2期治療を受けられる場合は、成人矯正の基本料金から小児矯正の基本料金をお引きします。

料金について

項目 費用(税込)
カウンセリング(矯正相談) 無料
小児矯正 ¥330,000※治療期間により変動します

キッズスペース