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女性の方が口臭が強い!?

こんにちは!

角倉歯科医院天王寺 助手の山下です☺

 

GWはいかがお過ごしでしたか?

私はまたまた地元に帰り、存分に自然を感じてきました😂

大阪に住んでいると、地元に帰った時の自然豊かな景色、香りに感動してしまいます!!

海、山、美味しい食べ物、リフレッシュできたGWでした✨

 

 

さて、先日テレビで口臭特集をしていたので見たのですが、

「中年男性より若い女性の方が口が臭い」ということを知り、少しショックを受けました😣

(比較の仕方に少し悪意は感じますが、、、笑)

私自身もう少し詳しく知りたくなったので、今回のブログでは口臭をテーマにみなさんにお伝えしようと思います!

 

まず、口臭の原因は大きく分けて4つあります。

①生理的口臭:寝起き、空腹、緊張など唾液が減った時に生じる一時的な口臭。

②病的口臭:虫歯、歯周病など口腔内に問題がある場合の口臭。

③外因性口臭:飲食物や喫煙によって生じる一時的な口臭。

④心因性口臭:口臭検査でも口臭が認められず、本人だけが口臭があると思い込んでいるもの。

 

では、若い女性のほうが口臭が強くなる原因をみていきます。

先ほどの結果は「口臭白書2019」という、

歯科医療総合商社のモリタや歯科医師らが参加する「ブレス・ハザードプロジェクト」が2019年に行った調査によって明らかになったものです。

その中で、口臭レベルを測定したところ、基準値をオーバーした人は、男性8.3%に対し、女性は17.9%と、女性が2倍以上の割合に。

年代別に見ると、40~60歳代の「中高齢の男性」(9.3%)よりも、20~30歳代の「若年層の女性」(11.5%)の方が、口が臭うという事実が明らかになりました。

 

どうしてこのような結果になったのでしょうか?

それは女性の方が歯周病リスクが高いからだそうです。

そして、そこには女性ホルモンが関係しています!

 

女性ホルモンには、大きくわけて「エストロゲン」「プロゲステロン」の2種類があり、生理、妊娠、閉経などのライフステージによって、その分泌量が大きく変化します。

エストロゲンの分泌は、女性らしい体づくりや生理に欠かせない女性ホルモンに関わります。

エストロゲンの分泌が減少すると唾液の量が減り、口腔内の殺菌・自浄作用が低下して口臭が発生しやすくなるのです。

エストロゲンは、初潮を迎える10代から分泌量が増え始め、更年期に減少します。また、生理中も大きく変動し、排卵前に分泌量が急増し、排卵後に急減します。

そのため、ホルモン量が変化する生理前や生理中、妊娠時、更年期には口臭に注意が必要になるのです。

またプロゲステロンは、妊娠準備のために働くホルモンで、主に子宮に働き、受精卵が着床しやすい状態に子宮内膜を整えます。

プロゲステロンは、炎症を引き起こす物質(プロスタグランジン)を刺激し、歯肉炎を発生させやすくする働きがあります。

〈生涯における女性ホルモン量の変化〉

〈女性ホルモンと月経周期の関係〉

  

 

まとめると

女性ホルモンの影響で唾液量が減少、歯周病リスクが高まる➜口臭が強くなる

というメカニズムになっているようです!

 

そして、女性は人生で3度!歯周病リスクが高まるポイントがあるそうです。

①思春期:女性ホルモンの分泌が始まり、バランスが変化しやすい時期。

ホルモンが増え続けて歯肉への血流量が増え、その結果、歯茎が腫れて出血しやすくなる。

②妊娠・出産期:妊娠期は、女性ホルモンの分泌が普段の10~30倍にも増えるため、リスクが一気に高まる。

また、産後も育児で忙しく、自分のケアをおろそかにしがちで、歯周病になってしまうケースも多い。

③更年期:女性ホルモンが減って骨密度が低くなり、歯を支える骨ももろくなる。そうすると、歯周病にかかった時に症状が悪化する恐れがある。

 

女性ホルモンが口臭や歯周病にも関係しているとは驚きでした(*_*)

口臭は特に人には言いづらい悩みだと思うので、口臭が強くなる原因やタイミングを知っておくことで対策が出来ますし、気持ちが少しは楽になるのではないでしょうか☺

 

 

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