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キシリトールの効果とは?

少しづつ温かさが出てきて、春の訪れを感じる毎日になりましたね(*^▽^*)

皆さんはどのようにお過ごしですか?

当医院では毎年春休みをいただいており、リフレッシュして4月を迎えています✨

今年は特に新人スタッフの加入があり、院内の雰囲気もガラッと変わるのではないかと期待しています!

私達にどんな化学反応をもたらしてくれるのか、とても楽しみです♪

新人スタッフ紹介は後日させていただきますので乞うご期待!!

最近当医院でう蝕活動性試験をやり始めてから、虫歯にならないために何をすればいいのか?とより考えるようになりました。

その中でよく質問をいただく内容の一つをご紹介します☝

★質問★

”キシリトール”は虫歯にならないと聞いたのですが、本当ですか❓

この質問は、案外多くいただく質問です。

では、そもそも”キシリトール”ってどんなものなのでしょうか❓

【特徴】

甘さはショ糖(砂糖)と同じ!!

しかしカロリーはショ糖の約75%

血糖値が上がりにくい!!

摂取後の血糖値の上昇が比較的緩やかな為、糖尿病の方でも安心☺

(高くなった血糖値を調節するインスリンの介在を必要としないで細胞内に取り込まれる)

毒性がなく人体に悪影響がほとんどない!!

摂取しすぎると、お腹が緩くなることがあります💦

これは個人差があるので、1日1粒からお試ししてみましょう。

 

【効果】

非う蝕誘発性

→キシリトールは砂糖と同じ甘さを持つが、虫歯菌が代謝できない分子構造を持っている為、虫歯菌が酸を出すことが出来ない!!

ミュータンス菌の減少

→ミュータンス菌(虫歯菌の主要菌)の栄養としてキシリトールを取り込もうとしても、代謝できないのでミュータンス菌が弱ってしまう!

歯の再石灰化促進効果

→キシリトールにはカルシウムを効率よく取り込む作用があり、それにより歯を修復する!

 

これらを聞くと、”キシリトールってめちゃくちゃ効果あるやん!!”と感じますよね(笑)

しかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーし!!!!!

この効果はキシリトールによる効果というよりも、実はキシリトールガムを嚙むことによる唾液の力が大きいと考えられています💦

2000年代後半に出された論文では、キシリトールガムの虫歯予防効果のほとんどがガムを噛むことで唾液がたくさん出るからと

結論付けられています。

こうなると、唾液が出ればいいのだから味のないガムでもいいじゃないか!ということになります(笑)

ですが、味のないガムをかむことができますか❓

好んでは食べないですよね(笑)

つまり・・・

『キシリトールにはそれほどの虫歯予防効果はなく、キシリトールガムを噛むことでたくさん出る唾液に虫歯予防効果がある!』と

結論付けることが出来ます☺

味のないガムはそんな食べることは出来ないので、食べるなら普通のガムよりキシリトールガムくらいの感覚で大丈夫です。

 

ただし!!

ガムを噛むことで起こりうる注意点もあります💦

当医院ではその注意点から積極的にガムを噛むことをお勧めしてはお勧めしてはいません×

それは、『歯や顎関節への負荷が高くなり痛みを伴うことがある』からです💦

ガムを噛む場合は適度に噛むようにしましょうね💦